# 審査ガイドライン

# はじめに

Mobage へアプリケーションをリリースするためには、 Mobage オープンプラットフォーム事務局による当該アプリケーションの審査を、事前に受けていただく必要があります。ここでは、審査にあたり、特に留意いただきたい項目を説明します。

# コンプリートガチャの仕組みが該当するコンテンツ等の販売および、アプリケーション内システムの禁止

Mobage においては、コンプリートガチャ等に関するガイドラインで定めているとおり、「コンプリートガチャ」の仕組みが該当する有料アイテムの販売を禁止しています。 Mobage で禁止されているコンプリートガチャのうち、特に指摘が多い5つの仕組み(事例)を下図に記載しますので、該当するものがないかをご確認ください。

# 事例1. 典型的なコンプガチャに該当する方法

事例1(典型的なコンプガチャに該当する方法)

有料ガチャ等のランダムアイテム課金によって提供される2つ以上の異なる種類のアイテム等を含む特定の組合せを事前に明示した上で、当該組合せを揃えたモバゲー会員に対して、別のアイテム等を提供する方法。

# 事例2. 典型的なコンプガチャに加えてイベント参加を介在させる方法

事例2(典型的なコンプガチャに加えてイベント参加を介在させる方法)

有料ガチャ等のランダムアイテム課金によって提供される2つ以上の異なる種類のアイテム等を含む特定の組合せを事前に明示した上で、当該組合せを揃えたモバゲー会員に対して、ゲーム内イベントに参加する等の機会を付与し、当該イベントをクリアする等の一定条件を満たした場合に、別のアイテム等を提供する方法。

# 事例3. 揃えるべきアイテム等をパターンで特定する方法(いわゆるビンゴガチャ等)

事例3(揃えるべきアイテム等をパターンで特定する方法(いわゆるビンゴガチャ等))

有料ガチャ等のランダムアイテム課金によって得られる2つ以上の異なる種類のアイテム等を一定のパターン(例えば、ビンゴゲームのような仕組みにおいて一列以上揃える等)で特定し事前に明示した上で、当該組合せを揃えたモバゲー会員に対して、別のアイテム等を提供する方法。

# 事例4. パラメーターの上昇等のメリットを提供する方法

事例4(パラメーターの上昇等のメリットを提供する方法)

有料ガチャ等のランダムアイテム課金によって提供される2つ以上の異なる種類のアイテム等を含む特定の組合せを事前に明示した上で、当該組合せを揃えたモバゲー会員に対して、希少価値のあるパラメーター上昇等のメリットを提供する方法。

# 事例5. 合成等により元のアイテムが消滅する方法

事例5(合成等により元のアイテムが消滅する方法)

有料ガチャ等のランダムアイテム課金によって提供される2つ以上の異なる種類のアイテム等を含む特定の組合せを事前に明示した上で、当該組合せを揃えたモバゲー会員に対して、揃えたアイテム等の合成(揃えたアイテム等の全部または一部が消滅する方法を意味し、モバゲー会員の選択によるか否か問わない。以下、かかる仕組みを「合成」といいます。)によって別のアイテム等を提供する方法

【留意事項】
合成がゲームの基本機能として組み込まれており、不特定のガチャアイテムを対象として合成が可能な場合は、特定の組合せを揃える必要がないため、原則としてこの事例には該当しないものとします。その場合においても、有料ガチャアイテム等を3つ以上でなければ合成できない仕様にしてはならないものとします。

# 有料ガチャ等ページに「取得可能な全アイテム一覧」「区分(SSレア、Sレア等)別の提供割合」「重複してアイテムが取得される可能性がある旨」の記載

Mobage にリリースいただくアプリケーションにおかれましては、アプリ内の有料ガチャ(モバコイン等を消費して購入するガチャ)ページに、ユーザーが容易に視認できる場所へ下記の情報を表示する必要があります。また、下記とは別に、表示情報に誤りや誤解を招く表現がないかも、ご確認ください。

  • 特定の有料ガチャにおいてアイテム区分に含まれる有料ガチャアイテム1個ごとの提供割合の上限と下限の表示、もしくは特定の有料ガチャにおいてアイテム区分ごとに提供割合を表示するのと同程度以上の表示
  • 特定の有料ガチャにおいて取得できるアイテムの一覧
  • 特定の有料ガチャにおいてアイテムの提供数が限定されている場合、アイテム区分ごとの提供数
  • 特定の有料ガチャにおいて、アイテムの提供期間が限定されている場合、そのアイテム区分ごとの期間
  • 特定の有料ガチャにおいて、重複する有料ガチャアイテムを入手する可能性がある場合、その旨
  • 特定の有料ガチャにおいて、キャンペーン企画等で提供割合を変更する場合、その旨及び変更の条件、度合
  • 特定の有料ガチャにおいて特定少数の有料ガチャアイテムを他の有料ガチャアイテムと比較して顕著な形でサンプルとして使用する場合、提供割合もしくは上限金額等

# アプリケーション内表示等への遷移例

アプリケーション内表示等への遷移例

# 全アイテム一覧記載例1

全アイテム一覧記載例1

# 全アイテム一覧記載例2

全アイテム一覧記載例2

# 区分提供割合記載例1

区分提供割合記載例1

# 区分提供割合記載例2

区分提供割合記載例2

# 重複アイテム取得の記載例1

重複アイテム取得の記載例1

# 重複アイテム取得の記載例2

重複アイテム取得の記載例2

# 特定商取引法に基づいた情報ページの設置

Mobage にリリースいただくアプリケーション内のアイテム購入画面には、「特定商取引法に基づく表記」を設置いただく必要があります。設置方法は、アプリケーション制作・運用ドキュメント 特筆事項の「1.3 アイテム購入画面の作り方(特定商取引法に基づく表記)」を参照してください。下記は、該当部分の抜粋となります。

1.3 アイテム購入画面の作り方(特定商取引法に基づく表記)

なお、 Yahoo!Mobage 版のアプリケーションの場合、「特定商取引法に基づく表記」のページは、パートナーデベロッパー登録時およびアプリケーション公開審査申請時に登録いただいたデータをもとに生成され、iframeの外に常時該当のリンクが表示されますので、リンク設置の作業は必要ありません。

# 他社(他者)の権利を侵害しているコンテンツ等の排除

Mobage にリリースいただくアプリケーション内において、他社・他者の権利を侵害する表現・画像・音声等を実装することは禁止されています。アプリケーション公開審査時だけでなく、リリース後においても、権利侵害が見受けられた場合は、公開停止等の措置を行う可能性がありますので、権利侵害にあたるものがないか、必ずご確認ください。

# 反社会的行為を肯定する表現 / 特定の宗教、思想、信条を否定する表現の排除

Mobage にリリースいただくアプリケーションにおいては、文章・画像内において、下記に挙げるような反社会的行為を肯定する表現および、特定の宗教、思想、信条を否定する表現は禁止されています。

  • 直接的な違法行為の表現
  • 違法行為を肯定、助長する表現
  • 違法行為の方法などの詳細な表現
  • 未成年の飲酒や喫煙行為などの表現
  • 違法薬物を肯定、助長する表現
  • 違法薬物の入手方法などの詳細な表現
  • 反社会的行為を肯定、助長する表現
  • 反社会勢力を肯定、助長する表現
  • 自殺・自傷を肯定、助長する表現
  • 出会い行為を肯定、助長する表現
  • 武器・爆発物等の製造方法など詳細な表現
  • 宗教・思想・信条を否定する表現

# 青少年に悪影響を与える可能性がある性表現の排除

Mobage にリリースいただくアプリケーション内の画像、イラスト、テキストにおいては、下記に挙げるような青少年に悪影響を与える可能性がある性表現を禁止しています。

  • 性交および関連行為/自慰行為/性玩具・避妊具そのものの描写(モザイク表現も含む)
  • 性交および関連行為/自慰行為/性玩具の利用などの疑似体験
  • 乳頭/乳輪/肛門/性器(陰部・局部)/恥毛(陰毛)の露出(モザイク表現も含む)
  • 性犯罪(強姦、近親相姦、援助交際、痴漢、盗撮等)の描写、肯定・助長する表現
  • 性風俗の描写、肯定・助長する表現
  • 性的嗜好(ロリコン、ショタコン、SM、性的刺激を与える放尿、排泄等)の描写、肯定・助長する表現
  • 教師⇔生徒間の恋愛、性行為を伴う不倫の描写

なお、実際の審査では総合的に判断をするため、上記項目以外でも青少年に悪影響を与える可能性が高いと判断された画像等は、修正をお願いする場合があります。

# 過度に暴力的、グロテスクな表現の排除

Mobage にリリースいただくアプリケーション内の画像、イラスト、テキストにおいては、下記に挙げるような表現を禁止しています。

  • 出血の強調や大量の出血など、不快に感じる出血の表現
  • 直接的な殺害、またそれに伴う行為の詳細な表現
  • 暴力的・グロテスクな行為を肯定、助長する表現
  • 過激な死体・死骸の表現
  • 不安や恐怖心を喚起、助長するような表現
  • 直接的な排泄物や汚物の表現

なお、実際の審査では総合的に判断をするため、上記項目以外でも修正をお願いする場合があります。

# お問い合わせ・設定変更リンクの設置

ユーザーからのお問い合わせフォーム、設定変更のリンクを必ず設置いただく必要があります。

# PC版以外

設置方法については、こちらを参照してください。

# PC版

当社がアプリケーションごとにお問い合わせフォームを用意いたします。フォームへのリンクは各アプリケーション画面のフッターに設置されます。
パートナー様側では問い合わせリンクを設置する必要はありません。

# 「モバコイン」に類似したゲーム内通貨(有償 / 無償問わず)の名称使用禁止

アプリケーション内に実装されているゲーム内通貨(有償・無償問わず)やポイントの呼称および単位には、実在する通貨や単位と混同する可能性のあるものを使用することはできません。また、「モバコイン」とその略称の「MC」の使用も禁止となります。

各ゲームにて設定する無償の通貨・ポイントとアプリケーション内通貨の呼称および単位をつける際には、原則として、ユーザが実際の通貨やモバコイン、モバゴールドなどと誤解することのないようなオリジナルの呼称および単位にしてください。

万一、ゲームの性質上またはその他やむを得ない事情により、実際の通貨やモバコイン、モバゴールドなど当社が発行するポイント等と混同する可能性がある呼称・単位を利用する必要がある場合は、それらと関係のないことをゲーム内の分かりやすい場所に記載してください。

▼適切な例(ゲーム名がエス~の場合の例案)

・エスポイント

・エスゴールド

・エスコイン

▼混同を招く可能性がある例

・円、¥、銭(実際の通貨と混同する可能性がある)

・$、ドル(実際の通貨と混同する可能性がある)

・ゴールド、G(モバゴールドなど他と混同する可能性がある)

1.記載内容例

例:このゲーム内の通貨・ポイントの表記は、全てゲーム内のみの設定です。実在の通貨やゲーム外の仮想通貨、ポイント等とは一切関係ありません。

2.記載箇所例

・ヘルプトップページ内に直接記載もしくはヘルプトップページから一階層以内で遷移するリンク先

・ヘルプページがない場合、マイページ・メインページから一階層以内で遷移するリンク先

※リンク表記にする場合、リンク名を「注意事項」としてください。

# 「モバコイン」以外のゲーム内有償通貨販売禁止

Mobage にリリースいただくアプリケーション内においては、モバコインで購入できる経済的価値をもった有償通貨・ポイント等の販売は禁止されています。ただし、別途手続きを行えば、その販売も許可できることがありますので、仮想通貨・ポイント等のモバコイン販売を希望される場合は、仮想通貨等をモバコインで購入する機能および画面を Sandbox 環境上に実装した後に、メールに下記の必要事項を記載して Mobage オープンプラットフォーム事務局(openplatform@dena.jp)まで申請してください。

なお、申請いただいた仮想通貨・ポイント等で、別のゲーム内通貨・ポイント等を購入する仕組みは禁止させておりますので、ご注意ください。

# 必要事項

件名:【仮想通貨等のモバコイン販売申請】
本文:
 1. 貴社名:
 2. パートナーデベロッパーID:
  (Mobage Developers Japanの登録メールアドレス)
 3. Mobage オープンプラットフォーム会員名:
  (会社名)
 4. アプリケーションID:
  ("12"で始まる8桁の番号)
 5. アプリケーション名:
 6. 対象デバイス:
  (フィーチャーフォン/スマートフォンWeb/PC/スマートフォンAndroidアプリ)
 7. ご担当者氏名:
 8. 仮想通貨の名称:
 9. 仮想通貨の価格:
  (1仮想通貨が何モバコインに相当するかご説明ください)
10. 仮想通貨をモバコインで購入するまでの画面遷移:
  (ユーザーが仮想通貨を入手する方法をすべてご記載ください)
11. 仮想通貨の有効期間:
  (有効期間を発行からの日数でご記載ください)
12. 本規約への同意確認:
  (「デジタルコンテンツ等提供等ガイドラインに同意しアプリ内
      仮想通貨等の販売申請します」と記載ください)

# テキスト投稿審査用APIの実装(※ テキスト投稿機能がある場合に限る)

Mobage にリリースいただくアプリケーション内では、ユーザーが文字を入力する箇所に、下記に挙げる投稿内容確認用のAPIを実装いただく必要があります。

  • TextData API -- アプリケーション内において「全角7文字以上の自由文投稿箇所」がある際は、必ず実装してください。
  • Profanity API -- 「全角7文字以上の自由文投稿箇所」がなく、TextData APIの実装が不要な場合は、こちらを必ず実装してください。 -- TextData APIを実装する場合は、Profanity APIは必要ありません。TextData APIにProfanity APIの機能が含まれています。

なお、リリースいただくアプリケーションが以下の条件を満たす場合は、TextData APIの実装は必ずしも必要ではありません。

  • Mobage JS SDKを用いたアプリケーションであり、ドメインが独自のものである
  • 「全角7文字以上の自由文投稿箇所」を貴社が自己の責任において審査し、不適切な投稿を検知した場合には削除等の対応を行う

上記条件を満たしてTextData APIを実装しない場合でも、Profanity APIは必須となります。 もしProfanity APIの実装も行わない場合は、別途手続きが必要となりますので、こちらのフォームから Mobage オープンプラットフォーム事務局へお問い合わせください。

# BlackList APIの実装

アプリケーション内において、モバゲー会員の特定ができる機能を実装する場合は、必ずBlackList APIを実装してください。そのような機能がない場合は、実装不要です。

# 特定者間通信機能の禁止

二者間、または特定のユーザーの間でのみ閲覧可能な投稿機能(ギルドチャット等)の設置は禁止しています。 もし、アプリケーションの特性上、当該通信機能の実装が不可欠である場合は、こちらのフォームから Mobage オープンプラットフォーム事務局へお問い合わせください。

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